当麻喜明

梅雨明けの粘菌

2016年8月 4日 | 当麻喜明 | Comment[2]

001.JPG 2016.8.2 kabutomushi sodatu

情報を頂いて、いつものフィールドに出てみました。森はクヌギの樹液の匂い。夜中から、かぶりついていたカブトムシが、まだ満足できないのか無心に食事中でした。

Pentax K-1 + SMC PENTAX-DFA MACRO 1:2.8 100mm WR + AF160FC


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カブトムシは背中に池からの冷風を浴びて、見晴らしの良い
所に、エサ場を見付けました。網を持った元気なヒトの少年に
見つからなければいいのですが・・・


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数日続いている夏空。


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自信がありませんが、カバイロツルタケかなと思います。
テングタケ科、夏から秋のキノコです。


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去年よく(毎日?)歩いていたフィールドにお仲間が粘菌を
見付けました。この撮影が1日、私は翌2日に観察しました。


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子実体ともいえそうなスタイルになっていました。接着面は、黒か
茶色の胞子が吹いているところが見られます。


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マッチ棒のような子実体ではなく、ひも状か網状ですから
ススホコリの仲間かムシホコリの仲間だと思います。


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少し新しい状態の変形菌(粘菌)


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さて、ススでしょうかムシでしょうか・・・


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まだ食欲旺盛な動物的な状態のものも。


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別の所にウツボホコリのような子実体がありました。
100倍大きければ、フランクフルトみたいです。


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いずれ顕微鏡観察も実施しますが、このスポンジ状の構造は
そのとき更にビックリする美しさで記録されます。


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これはムラサキホコリでしょう。ちょっと触れると茶色い胞子が
飛びました。久々の粘菌観察で数種類観察出来ました。
蒸し暑いじめじめした林内も、この不思議な生き物に会えるから
心地よいフェアリーな場所に変身です。


Comments [2]

No.1

この時期、かなり多くの粘菌が発生しています。
珍しい物ではチョウチンホコリの出来立てに出会う事が出来ました。
画像の粘菌はムシホコリでよいと思います。

No.2

巡りあわせでしょうか・・・
去年の観察日数の1/100くらいかな。
来月後半からは少し観察の日を増やさないといけませんね。

ムシホコリ、「幸せの黄色い粘菌」と思えば可愛い生き物ですね!

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