ユガミモジホコリを観察できました。子のうの異型だけでなく、柄も枝分かれをするなど、今まで見てきた粘菌と少し違っています。その発生時の特徴も混沌としていました。
Olympus OM-D E-M5 + Pentax K3
こんな、少し新しく感じる切り株の上で発生しました。
8月14日(12h45m)から、15日(5h10m)までの変化。
白い変形体が、薄茶色い子実体に変化しました。樹皮と
幹の間の、暗い場所で捕食生活し成長したアメーバーが、
明るい風の通るところに昇り、子実体になりました。
不揃(ふぞろ)いの子供たち。個性豊かだから可愛い??
私が作業していた近くに、遠めでもそれとわかる群生の
粘菌がありました。見つけたのは23日です。
銀色?思いもかけない出会いでした。
二度目のユガミモジホコリとの遭遇です。
しかもこれ以上新鮮な出会いは望めないでしょうね!
図鑑解説の、腎臓型が多いです。
こんな、まん丸な白い無垢な未熟体が、歪(ユガ)んだ大人に
なってしまうのかあ。
あまり歪んでない子実体もありました。
近くで見つけた、ウスキクロテンヒメシャクとホソナミアツバ。
日本で確認されている粘菌の、ざっと10倍の種が生きている蛾類。
同定は難しいですが、粘菌に比べるとネット情報は豊富です。
橙色のダニのようなものがいたので、クローズアップしたら、
細胞性粘菌類?半透明で丸い頭の「何か」が写っています。
変形体の時期がなく、アメーバー状の生きものが直接子実体を
つくった生きものに見えます。
23日に、ユガミモジホコリを見つけた腐木には、27日、さらに
新しく未熟体が発生しています。一方で早く子実体になったもの
は、すでに黒い胞子を飛ばし始めました。三世代同居の賑やかな
(混沌かな?)ユガミ一家です。
21日から22日に変化したユガミモジホコリ・・・腎臓型、そう呼ぶ
のでしょうが、私には指でつくったOKサインにも見えました。
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