当麻喜明

スーパームーンの十六夜

2014年8月12日 | 当麻喜明 | Comment0

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いつの頃からか「楕円軌道の月が1年で地球に一番近いときの満月」を、こう呼ぶようになりました。実際の満月当日は、台風11号のため愛でることは出来ませんでした。ならば翌日が今年最大の十六夜になりますね。

Pentax K-5 & Olympus OM-D E-M5


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11日の23時30分頃の月。西から雲がかかり始めました。


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思い立って夜間観察スタート!まずクチバスズメ。


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バラシロエダシャクとギンツバメ。
月夜の白々した景色、遙かに続く距離感を感じさせる線画の模様。


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この不思議な蛾は、枯葉の入り組んだ模様。


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アカエグリバは教えてくれません。この形になるまでどのくらいの
時間がかかり、世代が代わっていったのだろう。生まれた以上、
生きていきたい一心だったのだろう。


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さて・・・この蛾とは、何度も見つめ合ったのだけれど
さっぱり名前知らず。


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トウキョウヒメハンミョウは、観察地が東京周辺というのも
面白い生態です。虫食の鋭いキバを見ていただきたい。


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昼間の彼らは活発ですが、夜だと動きはゆっくりです。
牙になった口器は金属製のようです。


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ウスイロギンモンシャチホコとウスキシャチホコ。


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ツマキリウスキエダシャク、わびを感じるシャクドウクチバ。


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ツバメエダシャク(?)とヨスジキヒメシャク。


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さて、ヨツボシホソバがいたら、やってみたいことがありました。
ちょっと突いて4っつの星の確認です。


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11日の満月を隠してしまった、台風11号の雨と風。
こんなところにも台風の爪痕。


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防衛医大の駐車場で微かな暈を確認したのが14時30分。
45分たったら消えていました。スーパームーンは1年に一回、
必ず起こる天文現象。大気の光学現象は気まぐれだ。

(8/15追記)
見つめ合ったのにわからなかった蛾はmonroeさんより
「ツメクサガ」と教えていただきました。
またツバメエダシャク(?)はATSさんより
以下のような貴重なご指摘を頂きました。ありがとうございます。

「ブログ後半の「ツバメエダシャク(?)」はアオシャクの仲間で、ウスキヒメアオシャクかヒメウスアオシャクのどちらかです。新鮮な個体なら外縁に沿って白点がまるで仮縫いの糸のように並ぶので見分けられますがスレて来るとはっきりしなくなるので難しいですね。翅頂のとがり具合や横線の様子などはウスキヒメを思わせるのですが外縁の白点が確認できないので確定できません。

      

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