アップに耐えなかったのは、虫に責任があるのではなく、私の撮影技術にあるのです。ここでもアップではなく魅力的な蛾たちが登場します。深夜2時間のナイトツアーは発見の連続。そして難問の連続。不思議な場面に遭遇します。
Olympus OM-D E-M5 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 1:2.8/45 ASPH.
ちょっとだけ、アップの続き。ヤママユの脚のつくりがわかります。
ウンモンスズメとチャノウンモンエダシャク。「ウンモン」が共通。
雲紋なのかな、明るい層雲と雨を降らせる乱層雲。
ナカキシャチホコ、シロシャチホコ、コフタオビシャチホコ。
ウスイロギンモンシャチホコの鏡のような側面。
一見、下の壁が透き通って見えるような、不思議な模様。
エゾギクキンウワバ。このまま絵にしたい!
実は背景は泥落としのマットでした。
オオフトメイガ、クロモンフトメイガ、ミツオビキンアツバ。
幼虫は蘚類(せんるい)、コケ類の一グループを食べているらしい。
アトヘリヒトホシアツバとフタオビコヤガ。前翅中央の染みっぽい模様が
似ています。染みは失礼ですね!これも彼らのデザインですから。
難解な蛾でした、スガの仲間のような気がしていましたが、しばらくは
「焼き八つ橋」に似てるなと思っていました。今はATS氏のお陰で
一科一種、ネムスガ科のネムスガ、と本名で呼んであげられます。
飛行機に似ている蛾をふたつ。コスズメとクロオビシロフタオ。
鳥がさえずるまでは安心して停泊しているのだろう。
明け方の月。うっすら雲の中で、赤い月が光の中に沈んでいきました。
蛾たちも後30分もすると、林に隠れてしまいます。
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