当麻喜明

続・狭山丘陵ぐるっと見て歩き-クロスジシャチホコ

2011年9月 1日 | 当麻喜明 | Comment[2]

001.JPG 2011.8.28 semi no nibanme no furusato

夜鳴くセミはぐっと減り、コオロギたちの合唱に移行しました。台風12号が過ぎると、また季節の進行が進むでしょう。風と雨はこんな抜け殻の風景を一掃し、来年の夏には、また来年の命が開花するでしょう。この場所はセミの聖地のような所です・・・

K5 & D300 & G2 & GRDⅢ


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この場所には、こんな風景が何カ所もありました。
ということは、私たちの足下の地下には来年や、再来年の羽化を待つ
セミたちが相当数暮らしているということです。

地下のセミに、地上のセミの大合唱は届いていたのでしょうか。


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仕事の合間に付き合ってくれた大瀧さんの装備紹介です。

カメラは PENTAX K5 レンズは DA100mm MACRO 、背中のバックは・・・
水上旅行用に、私からお下がりのデイバッグのようです。


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撮しているのはウバタマムシ。
松林減少にともない、たいへん減ってしまったタマムシです。


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これはクロスジシャチホコです。
建物の中にいたのですが、やはり野に咲け桜草・・・
自然の中で観てみたいものです。

そんな観察が、柚子さんのコラムにありました。


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007クロスジシャチホコ.JPG

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この画像3枚は、30日に撮したもので同じ建物の中にいました。
3枚めの画像はクリックで大きくなります。

夜の行動はわかりませんが、よほどこの場所が気にいったのでしょうか。
リンクさせていただいたクロスジと同じなのに・・・ひょっとして、
命のサイクルは繋げたので、悠々隠居生活なのかな。


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続いて優曇華の花を観に、場所をかえました。
新しい卵魂が出来ていました。


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さらに、ホトトギスがひっそり咲く谷戸の雑木林に移動しました。
ここで大瀧さんはギンヤンマの産卵を観察出来ました。


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大瀧さんが家に帰り、まゆちゃんと「人形遊び」をしている頃、
私はスーパーマーケット近くの草地を歩きました。

近所の子供たちの次に、私が遊ぶ番です。


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サトキマダラヒカゲ。


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証拠写真のホシホウジャク。今シーズンちゃんと撮せるだろうか。


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この角度では、いったい誰かわかりませんね!

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これでどうでしょう。ウンモンクチバです。
これはストロボ光を使った撮影。

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こちらは露出を変えた3枚を1枚に合成したHDR撮影です。
暗い上に手持ち撮影なので、この機能はうまく効果が出ていませんが、
印象は、こんなに変わります。

ヒトの眼のラチュードの広い性質を考えると、私たちは
案外、下の画像のように見ているのだと思います。


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この小さな草原にも、セミの聖地はありました。

今日は大荒れの台風の雨でしょうか、
普段の観察で疲れたみなさんは、観察のまとめの時間になりそうですね!
私は・・・今日から9月、忙しい一日になりそうですが。


Comments [2]

No.1

最初と最後のセミの抜け殻はかたまってあるのが見てとれます。
こんなに集団でセミが脱皮するとこを見てみたいものですね!!
大瀧さんの装備紹介意外と細かい・・・

No.2

地上付近は、夏休みの自由研究などで持って行かれたりして分散します。高い木の上は保存状態がいいようです。しかしあの木を選んだセミの幼虫は、羽化までにずいぶん長距離を移動したことになります。完璧主義者ですね!

近くの木の上の方を観察してみてください。きっと沢山見つかるかも知れません。

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