夜鳴くセミはぐっと減り、コオロギたちの合唱に移行しました。台風12号が過ぎると、また季節の進行が進むでしょう。風と雨はこんな抜け殻の風景を一掃し、来年の夏には、また来年の命が開花するでしょう。この場所はセミの聖地のような所です・・・
K5 & D300 & G2 & GRDⅢ
この場所には、こんな風景が何カ所もありました。
ということは、私たちの足下の地下には来年や、再来年の羽化を待つ
セミたちが相当数暮らしているということです。
地下のセミに、地上のセミの大合唱は届いていたのでしょうか。
仕事の合間に付き合ってくれた大瀧さんの装備紹介です。
カメラは PENTAX K5 レンズは DA100mm MACRO 、背中のバックは・・・
水上旅行用に、私からお下がりのデイバッグのようです。
撮しているのはウバタマムシ。
松林減少にともない、たいへん減ってしまったタマムシです。
これはクロスジシャチホコです。
建物の中にいたのですが、やはり野に咲け桜草・・・
自然の中で観てみたいものです。
そんな観察が、柚子さんのコラムにありました。
この画像3枚は、30日に撮したもので同じ建物の中にいました。
3枚めの画像はクリックで大きくなります。
夜の行動はわかりませんが、よほどこの場所が気にいったのでしょうか。
リンクさせていただいたクロスジと同じなのに・・・ひょっとして、
命のサイクルは繋げたので、悠々隠居生活なのかな。
続いて優曇華の花を観に、場所をかえました。
新しい卵魂が出来ていました。
さらに、ホトトギスがひっそり咲く谷戸の雑木林に移動しました。
ここで大瀧さんはギンヤンマの産卵を観察出来ました。
大瀧さんが家に帰り、まゆちゃんと「人形遊び」をしている頃、
私はスーパーマーケット近くの草地を歩きました。
近所の子供たちの次に、私が遊ぶ番です。
サトキマダラヒカゲ。
証拠写真のホシホウジャク。今シーズンちゃんと撮せるだろうか。
この角度では、いったい誰かわかりませんね!
これでどうでしょう。ウンモンクチバです。
これはストロボ光を使った撮影。
こちらは露出を変えた3枚を1枚に合成したHDR撮影です。
暗い上に手持ち撮影なので、この機能はうまく効果が出ていませんが、
印象は、こんなに変わります。
ヒトの眼のラチュードの広い性質を考えると、私たちは
案外、下の画像のように見ているのだと思います。
この小さな草原にも、セミの聖地はありました。
今日は大荒れの台風の雨でしょうか、
普段の観察で疲れたみなさんは、観察のまとめの時間になりそうですね!
私は・・・今日から9月、忙しい一日になりそうですが。
Comments [2]
No.1動画撮影事務所員さん
最初と最後のセミの抜け殻はかたまってあるのが見てとれます。
こんなに集団でセミが脱皮するとこを見てみたいものですね!!
大瀧さんの装備紹介意外と細かい・・・
No.2tomaさん
地上付近は、夏休みの自由研究などで持って行かれたりして分散します。高い木の上は保存状態がいいようです。しかしあの木を選んだセミの幼虫は、羽化までにずいぶん長距離を移動したことになります。完璧主義者ですね!
近くの木の上の方を観察してみてください。きっと沢山見つかるかも知れません。
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