最近はススキの葉裏を観察し、ある蜘蛛を探していました。昨日やっと発見することが出来ました。それにしても、練馬で 38.2°C を越えた炎天下、私は汗をかきながら擬態した蜘蛛を探していました。こんな不思議な生き方を選んだ生き物が、私たちの身近なところにいるんです。私はそんな生き物と「ワタシカラノキョリ」を縮めたかったのです。
Nikon D200 + SIGMA 150mm 1:2.8 APO MACRO DG
& RICOH GRDⅢ
ムクゲの撮影中、葉の表に数㍉の壺のようなモノを見付けました。
トックリバチの仲間のものかも知れません。質感からクモの卵のうではないようです。
私の散歩道のような観察路を歩いていたら、あっけなく捜しものに出会えました。
しかも卵のうまで観察することが出来ました。
無造作に貼られた粘りけのない糸で守られた、卵のうです。
きれいな水滴型でした。秋にかえる子グモは、そのまま冬を越えて、来春から
活動開始するそうです。もう来年の春の準備をしているのです。
ススキの下裏には、やっと出会えた「トリノフンダマシ」そのメスがくっついていました。
ぬくもりのある光沢感は、まさに鳥の糞のようです。
オスはメスの1/5くらい、夜張られて朝取り壊される巣網の痕跡は見つからず・・・
こちらは本物の鳥の糞・・・すこし干からびていますが。
撮影中、すーっと下に落ちました。糸でつながっていてクルクル回って
ツユクサの裏に潜みました。
ススキのようなトゲのようなものが葉の裏にないせいか、
脚をのばしてくっついていました。
こちらは、思いがけず教えていただいた「クロツマキシャチホコ」です。
どこにいるか・・・そこの枝がクロツマキシャチホコです!!
-ツマキシャチホコの可能性も高く同定は難しいです。-
折れた枝の感じや樹皮の様子・・・なんとすぐれた模写の技術でしょう。
意外に大きな複眼も、茶色い年輪模様の下に隠れていました。
数日昼間はじっとしているようです。
活動は夜のようです。
トリノフンダマシも、大きな蛾もかかる構造をした網は夜つくるそうです。
昼間は動かなければ、まず完成された擬態の勝利でしょう。
トリノフンダマシと出会えた私の次の観察目標は・・・
トリノフンダマシにそっくりな、本物の「鳥の糞」を見つけることにしましょう!!
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