夕方に金星・火星・天王星が接近していました。月は明け方に土星と接近しています。明け方に残った月を見ると、少し得した気分になります。今シーズンのカノープスも、やっと観察できました。
Pentax KⅡs + K-01
11日、金星から少し下がったところに火星がいます。
火星の左(東)に天王星が青く見えます。マークを入れました。
今度は、金星も入れて位置を確かめて見てください。
翌13日は、電線で視界が遮られないところで観察しました。
赤道儀を運んでガイド撮影しました。
紅い火星と、薄いブルーの天王星の色の対比が面白いです。
電線が風景を遮ることはないのですが、松の梢がかかって
しまいました。上手に避けないといけません。
さて、この時期なら20時前にカノープスが南中します。
オーストラリア・メルボルンでは一年中沈まない周極性ですが、
東京では南中高度2度です。観察の難しい恒星です。
長寿の神様、寿老人(じゅろうじん)はこのカノープスの化身と
され、一目見ると長生きできるといわれます。
南極老人星ともいわれます。
(図:ステラナビゲーターで作成)
荒畑富士ならこの鉄塔が目印になります。
高度が低いので、明るさが変わるだけではなく、色も変化します。
明滅しながら日周運動しているのです。
さて、この月は明け方、面白いところを通過していきます。
12日、月は土星の側にあって、アンタレスにも接近していきます。
(この画像の左、南斗六星の側に新星が発見されました。)
13日、月・土星・アンタレスの三角形が明け方の空を飾りました。
4月4日は21時前後に「皆既月食」が見られます。
期待している天文現象です。
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