夜が長くなってきました。天体観望に空の様子が気になるようになりました。観測に使用する電源は100Vの家庭用コンセントからの供給で、心配なく運用しているのですが、これらを太陽光から発電した電気に置き換えられたら、見える天体の印象が変わりそうです。大瀧さんの無線用ソーラーシステムで間違いなく余るパワーを作り出せそうです。
条件の悪いことは承知の上で、8月16日と23日に天体を撮像してみました。
上) M31 Nikon ED 300mm F2.8 + BITRUN BJ41L
中) M33 Nikon ED 300mm F2.8 + BITRUN BJ41L
下) 北アメリカ星雲 BORG 100ED F4 EDレデューサー +BITRUN BJ41L
これはピント追い込み中に、視界を横切っていった人工衛星です。
400mmの画角に対して1秒間の動きです。
架台に載せているのは、BORGの100EDです。私が使用する機材の中の
最軽量のものです。
接眼部に付いているのはBITRUNの冷却CCDカメラです。
モノクロなのでカラー画像をつくるときは3色フィルターを
使用し画像を合成します。
観測室の足下、カメラの電源供給部です。
100Vを、パソコン電源で自作した12V電源にいったん落として使用します。
大瀧さんから頂いた無線機の12V電源を使用することもあります。
冷却CCDカメラは12Vで使用します。
パソコンにつながったEM200架台のコントローラーは、K-AZTEC製のものに
換装済みです。
この架台の駆動には、やはり12Vを使用します。
随分前に自作したものです。
架台をコントロールしているのは、SUPERSTARというソフトです。
パソコンは100V駆動です。
冷却CCDカメラを動かしているのは、ノートパソコン。
画像もここに保存されます。
ノートパソコンの電源は100Vです。
パソコンの100Vは、たとえば車用の昇圧インバーターを利用すれば解決です。
これが一番早く確実にすむ方法でしょう。
大瀧さんの手持ち太陽電池パネルは個数も限られていますから、早速観測室電源用に
使用したいと伝えましょう。
太陽電池でつくった電源で運用する天体観測所・・・
システムとして面白く、夢のある観測が出来そうです。
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