当麻喜明

新年は天体ショーで開幕

2017年1月 4日 | 当麻喜明 | Comment0

001.JPG 2016.1.3 kyou wa kasei to

1日は火星と海王星のニアミス!2日は月と金星の接近、3日は月と火星の接近。新年スタートの夕景から目が離せません。しかも天候穏やかで全て観察出来ました。

Pentax K-1 + PENTAX100SDUFⅡ



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1日、右下から左上に月・金星・火星と並んだ今年初夕景。


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月齢3.1のたいへん細い月でした。三日月です。


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このとき、月から地球を見ると、太陽に正面から照らされて
満地球(満月?)と言ったところです。眩しい地球に照らされて
月の影も明るく見えます。地球照(ちきゅうしょう)です。


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この日のスター、火星と海王星です。400mmフルサイズの
画角では、二重星のアルビレオに似ています。トパーズの火星と
サファイヤの海王星が、惑星という絆を示しました。


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露出に間隔をあけて、合成しました。


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2日の月は金星まで移動しました。


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冬の夕方、西空には秋の星座が残っています。矢印は秋の
淋しい一番星、南のうお座のフォーマルハウトです。


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2日、月と金星の日周運動。


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月と金星のクロ―ズアップ。


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この日の地球照。


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火星と海王星は、一日でこれだけ移動しました。海王星の位置は
それほど変わっていませんが、火星の動きが速いのです。地球に
近い、水星・金星・火星は日々位置が変わるのを実感できます。
車窓風景の遠い山が海王星、近くの電柱が水星・金星・火星に
見立てられます。


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少し拡大・・・海王星が見つかりますか?


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3日、さらに動きの速い月は、火星まで移動して見えました。
16時50分、月のご飯粒みたいなのが火星です。


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16時50分、17時30分、18時20分、火星から離れていく月です。
火星の上に見える星は、みずがめ座λ(ラムダ)3.8等星です。


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日々、月は満ちていきます。主役は月本来の地形に移ります。
しぶんぎ座流星群の極大も過ぎ、次のお楽しみは9日深夜の
アルデバラン食ですね。


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