当麻喜明

2012年の金星食と燃える夜明け

2012年8月14日 | 当麻喜明 | Comment[2]

001.JPG 2012.8.2 2h35m

8月2日の明け方、すばる、木星、金星と連なる豪華な星野を鑑賞した。ここを月が移動していけば天体接近として見事な景色になることが予想されます。12日後には金星と月の移動が重なって食となります。

Pentax K-01 & Nikon D5000


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満天の星というのを暫く見ていないが、夕景や朝焼けは随分見てきました。
特に朝焼けは年齢と共に早起きになったせいか鑑賞の機会が増えました。


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4日3h20mの月。


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6日1h40mの月、雲や氷晶が起こす光学現象も面白い。
できれば14日の金星食は快晴を望みたいけれど・・・


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14日3h15m、金星食は既に始まっている時間です。
2h45m-3h30mまでが金星を月が隠す時間だからです。
曇天・・・天気予報通りだ。


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3h21m雲の濃淡で僅かに観測の可能性がふくらんだ!
もっと早い時間から観測すれば「侵入」は見られたかな。


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3h23m!これならば金星の出現が見られそうです。
薄い雲が光冠を起こすなら、それはそれで美しい。
さて・・・


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3h30m-3h32mまでの月。この時間の月の側に金星を観測されたはずです。
残念!ポツリポツリと僅かな雨滴も感じられます。

南に移動すれば月と金星を認められる雲の隙間を見付けられるかも知れないが、


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再び2日の天体接近。
1989年12月2日、実に23年前私は金星食を観測しています。
夕景の中で月が零(こぼ)した涙のような金星の雫(しずく)を
しっかり記憶しています。

と、これでこのコラムは終わる予定でした。

14日4h50m、空を確かめに行ったら、空が大変なことになっていました!


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赤く碧く燃えていました!!


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東から南へ・・・


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最後まで月を見付けてみましたが、それはかなわず。
今年は金環食も金星の日面通過も「奇跡的な雲の切れ間」から観測出来ました。
金星食は残念ながら「奇跡的な雲の増加」で鑑賞できませんでした。
しかし燃える朝焼けは心に焼きつく光景でした。
みなさんの住むところから見た光景はどんなだったでしょう。

Comments [2]

No.1

曇ってて見えませんでした・・・。
なのであきらめてパソコンの「ソライブ」で沖縄や千葉の映像を
見てました。
金環日食は沖縄の人たちが見れなかったので今回は見れてよかったですね。逆に埼玉は金環日食が見れて今回は見れなかったので、
両方見るなんて欲張ってはだめなんですね!!
両方見たかったけど・・・

そうか・・・そう考えればいいんですね。
埼玉の人の分、沖縄や見られた地域の方々が楽しんでくれたなら。
事務所員さんたちは次の51年後も観察できそうですね!
少し離れた月と金星を見ようと起きているのですが、
現在(2:50)空は昨日よりも雲が多く観望は出来そうにありません。

今日は「ぐるっと丘陵観察」なのでこのへんで寝ようかな・・・

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