当麻喜明

火星と土星、月齢16.6

2010年1月 4日 | 当麻喜明 | Comment[5]

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1月28日に火星が最接近します。薄雲の中の土星も撮影してみました。冬の気流に負けそうな画像を700枚合成したら火星の極冠も確認できます。同様の手法で土星の輪も確認できます。
月も晴天続きで、日本人の名前のついたクレーター「アサダ」「ナオノブ」を紹介します。

TeleVue ジェネシス 10cm F5 + ED2×BARLOW + ToUcam & LUMIX G1


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発表される月齢は正午表示と0時表示があるので注意が必要です。正午表示16.6の月の姿です。

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ゲミヌスは周辺より低く凹み、深い影に特徴があります。

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「アサダ」は12Kmのクレーターです。日本初の天文塾創始者で門下生に伊能忠敬の師となる高橋至時など生み出しているそうです。月のクレーターを自作の反射望遠鏡で観察した最初の日本人とも言われています。

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ラングレヌスと「ナオノブ」付近は海に面しているので良く目立つ地帯です。安島直円は江戸時代の和算学者で天体の運行の計算法など生み出した人物だと言うことで、直径34Kmのクレーターに名を残すことになりました。この辺りはイギリス田園地帯のミステリーサークルを上空から見下ろしているようです。

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さて PC Web カメラのToUcam で撮した別画像です。ナオノブが見付かりますか?

Comments [5]

No.1

すばらしい写真を拝見しました。月面の写真を出版に利用させていただくことが可能でしょうか。可否や申請の方法などをメールで教えていただければありがたいのですが。

日本人名クレーター「アサダ」がお目にとまり嬉しいです。
今、部分月食待ちなのですが空には晴れそうにない雲が
かかっています。日食と月食をペアで見られるなんて
贅沢過ぎますから、我慢して待つことにしましょう。

メールにても返信しておきました。

No.3

関東での観測は難しいですよね~昨日部分月食!
夜空を見上げたら、あれはおぼろ月夜というのでしょうか
ぼんやりとした満月を見ることが出来ました。

明日の天気・・・雨っぽいですね~
観測難しいのかしら・・・^^;

働き者の「月」が、新月の時日食をおこし、次の満月で
月食になるのですから、見逃せない現象でした。
アオバズクを探しに行って、見上げた空の月は居場所が
わかる程度で残念でした。6日の金星太陽面通過の次は
「8月14日早朝の金星食」です!!

No.5

ありがとうございます!
金星食 少し検索しましたっ(*^_^*)

お盆で天気が落ち着いていますし、
一般人が持つ双眼鏡ですが
夏の夜空を眺め ちょっと夜更かししようと思います☆

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