当麻喜明

地球照-月齢27.9の月

2009年11月15日 | 当麻喜明 | Comment0

11月15日の早朝、ブログの左に配置された月齢表示を追いかけるように、細い月を撮影しました。
満ち欠けのリズムが生物や人の文化に影響を与え、宗教的に関連しあっているので身近であり神秘的な存在の「月」です。

PENTAX K7 + SCOPELIFE BORG 76 ED + KENKO Pz-AF 1.5× TELEPLUS & DA 16-45mm ED AL


mLIMGP4435.JPG

月の後まもなく金星が登ってきました。

mm1.jpg

前記の光学系で 1/13 秒 iso400 撮影3枚合成です。

mm2.jpg

2秒露出 2枚合成です。月の左に 乙女座83番星(5.55等)が見えてきました。

mm3.jpg

3秒露出 3枚合成です。

光の当たっていない月面が僅かずつ明るくなり海の模様が浮かんできました。
月では大気の屈折による光の回り込みも無いので影は暗いはずですが、
自身の4倍も大きな地球からの照り返しは相当なものでしょう。

月からは満月のような地球が煌々と輝いて見えるはずです。
その光に照らされて月の影の部分がうっすら見えてくるのです。
地球に照らされて影の部分が浮かぶ現象を「地球照」と言います。
確かにに満月の夜は月の光で地球が照らされているのに気づきます。

月が頭上高く輝く冬に格別です。

地球照は月が細いとき肉眼でもわかりますが、双眼鏡や望遠鏡の低倍率で
格段美しい現象の一つです。

mIMGP4481.JPG

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やがて空の明るさに細い月は見えなくなります。
青空バックの昼間の月とはいかず、そこにあるのに確認できぬ存在です。
やがて新月、月齢 0 からのスタートを迎えます。

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