当麻喜明

空と虫の話題でも

2015年5月23日 | 当麻喜明 | Comment[2]

001.JPG 2015.5.22 10h50m

22日、暈がしっかりしたイメージで架かりました。夕景では月と金星が接近し、翌早朝には自宅でISSの日面通過も観察できました。虫ばかり見ていた私に、空を見る機会が増えました。

Pentax K-3 & Ricoh GRDⅣ & Nikon D700 & Lumix GX1 G6


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大気光学現象「暈」は、半径21度で現れます。両翼42度です。
フルサイズ28mmレンズの短辺は46度ですから、現象を記録する
のに余裕がありません。


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私は空用にOlympusのボディーキャプレンズをよく使います。
この日の暈は10時から11時ころが濃く、はっきり見えました。
最後のコマは上記のレンズで13時30分に写したものです。

この現象関東から西に広範囲に現れたようで、一部の地域では
同時に「環水平アーク」も見られたそうです。


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同じ日の早朝、蛾に混じって出演してくれたウラナミアカシジミ。
(私の早朝は4時から6時です!)


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睡眠中なのか、レンズ前10cmでも、じっとしていました。


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昼間はアカシジミも見ました。今が旬、同じ日にウラナミと
普通の(?)アカシジミを見られて満足!


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てんとう虫柄の、クロボシツツハムシ。


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空に向かって、シロスジショウジョウグモが徘徊中。


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橙色のタイプです。


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コガネグモも空に向かって万歳!
(あれ、上げているのは足(脚)ですが・・・)


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美しいガガンボを見ました。オオキマダラヒメガガンボ。


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本コラム最終の蛾、炭で描いた様な、素朴な模様。
トガリエダシャク。


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21日夕方の月と金星。小手指西友と小手指陸橋から写しました。
いつもは背景に、あまり使わない街をバックにしてみました。
鋭い金星の輝きが、操車場の明かりに負けていないですね。


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22日には、仲良く横ならびに接近!月の左上は木星です。


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ISSや人工衛星の観察サイトで、太陽と飛行軌道が重なるチャンスを
調べてみたら、23日が自宅観察可能日でした。
この計算結果が正確なのを、前回の観察で確認しています。


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上)Lumix G6 毎秒60コマの動画より切り出し。
下)Pentax K-3 連写Ⅿ、毎秒4.5コマ。

比較暗で合成。


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さらにK-3で写した6コマをレジスタックスで合成画像処理。
高度25度、距離840kmの条件で「今日は拡大も狙おう」なんて
思わない。だけど処理後浮き上がってきたISSは思いのほか
鮮明なイメージでした。

目の前の小さな命から、遥か宇宙空間まで・・・
ワタシカラノキョリはダイナミックですね!

Comments [2]

No.1

22日、長野に行きました。
御開帳で賑わう善光寺にも参拝してきました。
信濃毎日新聞には回向柱の上にこの「暈」がかかり
それは後光のように神々しい写真となって掲載されて
いました。

虫たちの細かな表情、いいなぁ~。
私もtoma先生のようなクリアなマクロ写真が
撮りたい!!

No.2

「阿弥陀如来の右手に結ばれた金糸は五色の糸にかわり、白い善の綱として、本堂前の回向柱に結ばれます。」解説にはこんな風に書いてありました。金糸が五色の糸・・・
太陽の白色光が氷晶で虹色に回析した現象が、「暈」とも言えますから、善光寺を訪れた人たちはますます神様を身近に感じたでしょうね!(我が家の仏壇には、親戚から頂いた回向柱のレプリカが置かれています。)
m-tadaさんの周りのキラキラしたものをぜひたくさん撮してください。変化してしまうものの一瞬をシャッターは止められます。私は最近フィルムで写したような、やわらかい記録を目標にしています。人は懐古するんでしょうかねえ・・・

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