当麻喜明

特別な朝ーISSの日面通過

2015年3月 1日 | 当麻喜明 | Comment0

001.JPG 2015.2.28 6h15m

2月28日は、待ち望んでいた特別な朝でした。今年に入ってからずっと計算し続けていた「ISS Transit Prediction」、ISSの太陽面通過が自宅から観察できそうだったからです。


Lumix G6 + NIKKOR 300mm 1:4.5


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朝は薄雲があり、太陽の光球はおぼろげでした。


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前日の月、薄い雲は早々には消えそうもないですね。
いつもは美しい月光冠も、今回は恨めしい・・・


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雲があっても、太陽の光球さえ確認できれば、ISSは
黒いシルエットで観察できます。


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JAXAの予報サイトでは、3月9日まで目視で観察は
出来ません。


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もう一つのサイト、「ISS Transit Prediction」によれば、


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自宅直近で、待ち望んだ現象があることがわかりました。


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しかも28日、土曜日の朝です!太陽高度も低く、ISSとも
距離は750km離れているのですが、中心帯の近くに自宅も
あり、観測室から観測が可能でした。


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ソフトの予報精度も高く、ほぼ8:46:07(秒まで正確に!)
雲中の視界を一瞬横切っていくISSを眼視できました。
(Lumix G6 の動画から切り出した静止画を、比較暗で合成)


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サブで試験撮影したK-5Ⅱsにも一コマ写っていました。


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遠い、ISSなので「形」までは期待していませんでしたが、
黒点とは違う、人工物のようには見えます。


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当日の夜には月も写してみました。


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月面通過も、計算通りの時間と場所で観察できそうです。
今回は秒まで正確でしたから、高画素の静止画で連写の拡大撮影
も可能ですね。


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