更新できぬ日が続きました。仕事と夜の観察、彗星観察に太陽の撮影・・・これだけでも、わずかの睡眠時間を残して私の一日はいっぱいになります。画像はノイズを残してでも、明るく処理したラブジョイ彗星です。
Pentax K-5 + BORG 101ED & Nikon D5000 + AF NIKKOR 300mm F2.8 ED & BITRAN BJ41L
撮像しているのはこんなシステムです。デジタル一眼や冷却CCDカメラを
使っています。
11月13日のラブジョイ彗星です。
彗星核が、暗い星をコマすれすれで追い抜いているのがわかります。
約10分間の彗星自身の移動です。
16日のラブジョイ彗星とアイソン彗星。
BORG 101ED + EDレデューサーF4DG + Pentax K-5 で撮影。
17日のラブジョイ彗星。
20日のラブジョイ彗星。
下の画像は Nikon D5000 + AF NIKKOR 300mm F2.8 ED で撮影。
アイソン彗星は明るく尾も認められますが、ぐんぐん太陽に向かっており
日に日に観測が難しくなっていきます。
この日は夕方、イリジウム衛星のフレアもありました。
この樹表のどこかにチャエダシャクが潜んでいます。
特有の縦のとまり方をしています。
この蛾や、正面から撮すと触角が面白いと教えてくれたのは、地道に蛾類を
調べられているMonroeさんです。偶然お会いしました。
建物の中にはツマキナカジロナミシャクがやすんでいました。
割り込み夜間観察でした。
21日のラブジョイ彗星。
恒星基準で合成し、彗星の動きを見てみたら・・・
コマの中に、かなり明るい物体が彗星と同じ動きをしていました。
核か壊れた彗星本体でしょうか。
この日のアイソン彗星。
我が家からの観測では、電線の一番上の「避雷線」に引っ掛かる
ようになってしまいました。
22日のラブジョイ彗星とアイソン彗星。
太陽を、ほとんどかすめるような軌道のアイソン彗星が、29日の
最接近後どの様に変貌するかは、専門家でも予測できません。
23日、ラブジョイ彗星はNGC4490という、銀河系の外にある「銀河」の
側を通過していきました。上の300mm の画像には、更に右上に
NGC4449が確認できます。
この画像は BITRAN BJ41L という冷却CCDカメラで撮した
モノクロ画像です。NGC4490には「まゆ銀河」というニックネームが
あります。「まゆ」とは蚕の繭(まゆ)のことです。
しばらくラブジョイ彗星は、りょうけん座の銀河団の中を通過して
いきます。アイソン彗星が太陽に接近し観察不能でも、しばらくは
明け方の空から目が離せません。
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