11月29-30日のサンプリングです。2枚のスライドグラスで計23個。集合体のような流星塵やスギ花粉のようなものがありました。
Olympus OM-D E-M5 & Ricoh GRDⅣ
100倍で観察している視界はこんな感じです。
400倍だと一目盛り2.5μmななで、10-15μmほどの流星塵。
透過光でシルエットになる流星塵も、うまく横から照らせると
金属球体に光が当たり独特な「顔」が見えます。落射照明式の
金属顕微鏡で見たらどんなイメージでしょう。
美しい集合体がありました。これらが流星塵だという前提で考察
すると、10μmの濃い暗青色、透明なもの、5μほどの薄いブルー
たちと個性的です。実は今まで「流星塵」としたものたちの絶対的
な同定は出来ていないので、透明な真球体も流星塵だとカウント
すると、結果は極めて複雑になります。私のカウントでは、真球で
光を透過しない10μm程度の物体を、流星塵と同定しています。
今回は集合体の発見で、より深い想像がはたらきます。
なぜ集合したのか、そして透明な流星塵?です。
花粉から見た植物図鑑があったら、解決しそうな浮遊物。
透過照明と簡易落射照明。簡易落射照明といっても、僅かな隙間に
LEDの照明(懐中電灯)を当てているだけです。
炸裂したスギ花粉の皮のようなもの。協和発酵キリンのデータに
よれば、関東で8月以外スギ花粉が確認されています。
そう考えると、これはスギ花粉の細胞(花粉粒)かも知れません。
流星塵を求めてから、地上起源の空中浮遊物に興味を持ちました。
一を知ると、十の謎に遭遇します。自然の面白さは尽きません。
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