当麻喜明

水田の訪問者ー稲床の足跡

2016年5月 6日 | 当麻喜明 | Comment0

001.JPG 2016.4.21 haru no sisya

立夏を過ぎました。報告は4月末、明るい日差しの散歩日和です。田んぼの足跡の中に、ちょっと面白いマーキングがありました。早速、推理してみました。

Olympus OM-D E-M1


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5月5日は立夏です。ビロードツリアブは、毎年春早く見かける
昆虫のひとつ。5月なのに続く4月の報告・・・もう少し。


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高速で動く翅が写らない・・・空飛ぶ芋虫みたいになりました。
マルハナバチの仲間でしょう。


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ヒラタネクイハムシ。たしか初めて見るハムシだと思います。


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水場から離れず暮らしているそうです。ここも下は水場でした。


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ヒゲナガハナノミ、シモフリコメツキ、コガタルリハムシ。


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折角のカワセミですが、レンズは60mmマクロのみ・・・
獲物はドジョウのようでした。


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金属光沢の命、スチールブルーやコバルトブルーの生き物を見る
と、ドキッとします。ホソミイトトンボのブルーもハッとします。


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さて、少し推理してみました。上の直線が含まれる足跡について。
左の水面からあがった水掻きのある鳥が、ちょっとお尻を下げ、
踏ん張って、右の方に飛んで行ったようです。


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柔らかい稲床に、随分深い足跡を残されてしまいました。


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雨上がりにアライグマが散策に来たようです。ここでは所沢市が
駆除用の試みをしているのですが、4月は業務の引き継ぎ期間で
本格的駆除は始まっていません。


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水田や湧水のあるところで見かける、金属光沢の油のような被膜。
鉄酸化バクテリアが地下で還元性だった鉄イオンを、水酸化鉄に
変化させたのです。その時発生する化学エネルギーがバクテリアの
生きる力になっています。


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オジロアシナガゾウムシのいる水場。


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保全作業で明るくなった菩提樹池。ここに無くてもいい板切れは、
この子のために片づけられなくなっているのです。

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