当麻喜明

順調なシオヤトンボ、不思議なウスバキトンボ

2016年4月24日 | 当麻喜明 | Comment0

001.JPG 2016.4.23 shoudoku you oyu

丘陵で先陣をきってシオヤトンボの羽化が始まりました。そして謎なのですが、4月20日という異例に早いウスバキトンボの飛行を確認しました。

Olympus OM-D E-M5 & Ricoh GRDⅣ


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23日の田んぼ作業では、種籾の温水殺菌をします。
釜で60℃の温水を準備しました。


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種籾を発芽成長させる稲床の準備も行います。


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田んぼの水量管理のため、水門を調整し汚れた手を川で洗って
いたら、大声で呼ばれました!


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今年見る初トンボの羽化です。順調にシオヤトンボが羽化
し始めたのです。


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種籾は60℃で9分ほど殺菌します。温浴後は冷水につけます。
胚珠が水を含み発芽を始めるのを待ちます。


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再び田んぼから声がしました。今度はヤゴの発見です。観察後、
作業をしていない田の方に移したら・・・しばらくして、
羽化が始まりました。


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畑は里芋用に耕され、種芋を植えました。


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前回続きの、椎茸の駒打ちも今日の仕事。古い椎茸の榾木を
片付けていたら、今シーズン初トンボに続いて、初「粘菌」が
見つかりました。


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シオヤトンボは、今日3-4頭確認できました。

4/26追記)この画像のトンボはシオカラトンボと訂正します。
Hirokouさんからのメールで気が付きました!以下メールの一部を
転記させていただきました。ありがとうございました。

さすがに4月の終わりともなると、植物の開花や昆虫の出現数が
格段に増えてきました。ヒメウラナミジャノメやコミスジ、
クロヒカゲ、コジャノメ、クロアゲハにアオスジアゲハ、
トンボもシオヤやシオカラ、サラサヤンマも出てきました。
当麻さんのblogのシオヤトンボとされた色づいたアップの個体は
胸や腹部の模様、翅の縁紋が黒色なのでシオカラトンボでは?


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きれいな稲床も完成間近です。


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さて、畑にもトンボがいたという報告です。


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4月20日のこと、場所もかわって我が家の畑での出来事です。
この日はHirokouさんと、クリストフコトラカミキリを観察
していたのですが、なんと飛翔中のトンボがいたのです。


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ウスバキトンボでした。普通なら丘陵で観察できるのは
お盆の後くらい、夏も少し終わりが見えてきた頃のはず。
一般には、南西諸島あたりで羽化したウスバキトンボが、
産卵、発生、羽化を繰り返しながら日本列島を北上する
と説明されています。低温では越冬できないので、到達
した地で成虫は死を迎えます。

不思議なのは、狭山丘陵でのこの時期の観察です。数日前の
強風で、遥か南から意図せず飛ばされて来た個体なのか、
関東近くあたりにも、越冬地が出来つつあるのか・・・
順調なシオヤトンボと不思議なウスバキトンボの話です。

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