去年はたった一晩、真夜中に会っただけの生き物、あの時は不思議な夜だった。7日は月と木星が接近し、気温もじゅうぶん高かった。20時頃だから、まだ宵の口なのだけれど、この日も不思議な夜がやって来た・・・
Pentax K-5Ⅱs + SMC PENTAX-DA 1:2.8 35mm Macro Limited
この日はフクロウの鳴き交わしも、間近に聞けた。
ノヒラトビモンエダシャク。
シタコバネナミシャク、ウスベニスジナミシャク(かな?)
ほとんど無地に近い、白無垢のマエアカスカシノメイガ。
こんな描き込まれていない白いキャンバスのような蛾もいれば、
こんな蛾もいるのだから、生き物の形の世界も本当に不思議だ。
同じはずの「命」が、作るデザインがこれだけ違う。
イボタガの模様はフクロウの顔つきで、鳥を威嚇するのだという。
ならばこの辺りのジグザグ模様はフクロウの胸模様かも知れない。
また、鳥の風切り羽の真似かも知れない。
露払いのような、シンプルな虫がやって来た。
この大きさの差・・・イボタガに軍配!
建物から移すために手乗りにさせた。
いっしょに観察したHirokouさんとてんとう虫さん、やはり
イボタガには両者も特別な感情があるようだった。
怖い顔とおどけた顔、この模様に「鳥を驚かす仕組み」がある
としたら鳥もそれに反応する「能力」があるということだ。
この日は、フクロウの顔に擬態したというイボタガを観察し
本物のフクロウの鳴き交わしも間近に聞きました。
とても不思議な夜でした。
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