当麻喜明

春を待っていた虫たち

2013年4月19日 | 当麻喜明 | Comment[4]

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春は音を伴っても、やって来る。ハチの羽音や鳥のさえずりが時々耳に心地良い。夏の、とどまることのない虫たちの鳴き声とは違った、節度ある音である。春は上品である。

Olympus OM-D E-M5 & Pentax K-01


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タイトル画のオオハナアブに対して、こちらはキンケハラナガツチバチ。
タンポポの花の上で、黄色い花粉まみれになっていました。


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長い口器を持ったビロードツリアブは、上品にムラサキハナナの蜜を
吸うことが出来ます。


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春を待っていたキアシナガバチ。最初の家を作るのは女王蜂の役目です。


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厳しい冬をのりきったヒオドシチョウ。ボロボロの翅縁と、
褪せた炎の色が、少し痛々しい・・・冬も春も知る成虫越冬の蝶たち。


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春を待って成虫になったツマグロヒョウモンとベニシジミ。
ベニシジミの後翅の暗部は、やがて橙色に黒点模様へ進化するのだろうか。


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ヒメジョウカイと黄金色の甲虫。
大きな甲虫も目立つようになってきました。

4/20追記 黄金色の甲虫はトビサルハムシです。
以前にも見ていたのに気が付きました。

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春を待っていたのは、本当はこの森全体なのかも知れない。
視点を再び落としてみると、


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たくさんのフデリンドウ


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タチツボスミレ。


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ツボスミレ。春の虫の行動が活発になると、足下では
虫を待っていた草花も一斉に咲き出します。

Comments [4]

No.1

先生こんにちは。今日やっとコメントの返信を読むことが出来ました。パソコン、本当に苦手です。コメント欄に送信したら、待機中になり送信できなかったので、メールで送ってみたのですがこちらも届いていたのですね。
T先生の話は、友達から聞きましたよ。先生達がいる学校に子供が通っているという話から部活の話まで。なつかしいですね。頑張った思い出は、今も心の中できらきらしています。そして、先生が教えてくれた言葉では表現しきれない美しい星空は、今でも心のお守りになっています。

写真を見ていたら、狭山丘陵散策が楽しみになりうずうずしてきました。おすすめコースはありますか。

先週、今年初めてのトンボを見たというのに今週末は10°Cを、やっと越えるくらいの寒さです。植物や虫たちの方が、もっとビックリしているでしょう。

狭山丘陵には指導員の方も常駐しているスポットが取り巻いています。30年くらい前、夢に描いていたような「型」に近づいてきています。そこが入口だとしたら、さらに無数の谷戸も存在します。
ここがモデルの「となりのトトロ」がつくってくれた保護の功績は、計り知れないものですね。

「トトロゆかりの地」なんてコースも楽しそう!
「蛾の集まるトイレツアー」は、ちょっと上級でしょうか。
今年は12月のアイソン彗星は必見ですよ。

No.3

お久しぶりです。
上のほうにある花粉まみれのハチは 受粉 のところの授業で
使えそうなとてもわかりやすい画ですね。

去年は今頃、観察散歩していましたね!
私も、パリパリしたクロワッサンを食べているときは
洋服がパンくずだらけになってしまいます。ハチと同じです。

夏休みに、また一晩中観察したいですね!

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