当麻喜明

自然観察事務所の初仕事

2011年4月25日 | 当麻喜明 | Comment[3]

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とても小さな観察事務所をつくりました。所員5名でスタート。休みの日の観察が楽しくなりました。なんといっても10個の瞳は「発見」の武器になります。鳥・昆虫・自然全般を担当します。発見に役立つか、生き物が逃げてしまうか、今後の活躍に期待ですね!

SIGMA 150mm 1:2.8 APO MACRO DG HSM + Nikon D300


ハナアブかヒラタアブの仲間が、みどりの上で休んでいました。
ムラサキハナナのお花畑にはビロードツリアブ。


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横姿もチャーミング。何処がかって、足が細くとても長いです。


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口も長いです。スマートに蜜を吸うのでしょうか・・・


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口は蜜壺(蜜線)の深い花対応の結果、進化したデザインです。
案外ライバルが少なく、美味しいものを吸えるのでしょうが
そのスタイルは「かぶりつき」で、あまり上品ではありませんね。


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上空に大きなビロード色の生物。
(鳥か、飛行機か、ロケットか・・・まさかスーパーマン?)


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バットマンでした!!

アブラコウモリらしき哺乳類でした。
昼間みるのは、初めてです。


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足下にも命。

視点を上下させ、キョリも変化させて観察は続けます。
ヒメジョウカイのような甲虫ですが、春はもう次の命の準備期間です。


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キタテハの翅の裏にある白いチェックマークは、枯れ葉によくある
食痕を擬態したものだといわれています。


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春の黒いツバメシジミ。


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水田のあぜに、レンゲ(ゲンゲ)一面になくても春のデザインだ。
空気中の窒素を身体に取り込める技を持っています。


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この時季の雑木林の中は、レースのグリーンカーテンが引かれたような
美しさです。空気は無色透明なのに、緑のパウダーを含むのでしょうか・・・

雑木林の表面は緑が笑っている雰囲気があります。


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さて表題の自然観察事務所のことを思い出しました。
思えばこの観察会がグループ結成のきっかけでした。
草原のずっと向こうの3人もメンバーです。

今日は紹介したもの以外にもチョウの出現が多かった気がします。
チョウが見つかったのか、追い立てられたのかは
チョウに聞いてみるしかありません。

Comments [3]

No.1

どれもこれも素晴らしい写真ですね。自然界のささやかな営みが
こんなにもステキな世界だとは思いもよりませんでした。
私もこんなシャープで繊細な写真が撮りたい!!
もうちょっと余裕ができたら、写真に挑戦してみようと
本気で思いました。 
レンゲの写真をPCの背景に使わせていただきました。

「一期一会」という言葉は観察者と自然の間にあてはまることが沢山あります。4月2日に会った越冬していたトンボには、その後の週末観察で一度も会えません。良く会う昆虫でも、時間・天候・背景・場所などの組み合わせで見せてくれる風景は、まったく違います。
撮した写真の一枚一枚に「出会い」が残っていて、宝物です。
カメラは(実に)沢山あるのですが、大学時代から愛用のPentaxが一番馴染んでいます。今欲しいのは K-r カラフルな色のカメラで、並んでいるとお花畑のようです。山形の田植え前の水田には、きっとグラウンド位のレンゲ畑が見つかりますよ。

No.3

キタテハのチェックマークはキレイですね。僕もキタテハは撮りました。
ツバメシジミはまだ撮ったことないので今度とりたいです!
つくしやレンゲを見ると春を感じますね!!

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