当麻喜明

いつもの観察路で-生物の名前

2011年4月23日 | 当麻喜明 | Comment[2]

001.JPG 2011.4.10 siro i sumire no nakama

丘陵で美しい開花前のスミレの仲間を見付けました。古生代から中生代にかけ広く海に生息したタコやイカの仲間の、アンモナイトがのびのびと泳いでいる様に咲いていました。ここでは「ホワイトアンモナイト」と呼びましょう。

Nikon D300 & Lumix G2 & Ricoh GRDⅢ


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開花後も見付け観察しました。
繊細な印象の清楚な花でした。


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丘陵にスミレの仲間は多いです。
まとまって数株の集団で咲き、コロニーをつくっている様です。
この半日陰の丘陵にも、多分・・・たくさんの種があるのでしょう。


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草原で発見しやすいホオジロも、動かず鳴かずでは、ちょっと見つかりません。
どこにいるかわかりますか?


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頭以外は見事な同系色です。


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こんなところでも、見失ってしまうことがあります。
ホオジロといっても「ほお」は白くありません。


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ミヤマセセリ。
深山(みやま)、深い山のセセリ。


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ところで、この綺麗なアブ?の名前を調べていて唖然としました。
何度調べても名前が行き着くところは・・・

「ヒメフンバエ」になるのです。
幼虫時代、動物の糞を食べるらしいのですが、そんな幼虫もいなければ
世の中、糞だらけです。幼少時代の行いが・・・


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さらに、このガガンボは「キリウジガガンボ」という名前らしいです。
これも幼虫時代のウジを半分切った様な体型から、そう呼ぶらしいです。

「切ったウジ虫の幼少時代から成長し、蚊の母親のように立派になったガンちゃん」
訳してみました。


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アメンボの仲間。
確認したことはありませんが、「飴」の様に甘い匂いがする
昆虫と言う意味らしいです。


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この日の帰りがけに現れたアズマヒキガエル。
ではなくて、それを撮影中のS氏。


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アズマヒキガエル。


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最後に、よく公園の垣根などに使われているユキヤナギ。
「雪のように花を付ける柳のような樹」
こんな美しい命名もあるんですね。

Comments [2]

No.1

ホオジロやミヤマセセリは近寄っているのにピンとがあっていてとても見やすいです。
アズマヒキガエルを撮っているs氏ものすごく必死ですね!
s氏を、どこかで見たことあるような・・・
ヒメフンバエって糞を食べて成長したんですね!!

S氏も狭山丘陵では普通種です。時々見かけます。狭山丘陵いきものふれあいの里センターに行くと、もっと頻繁に会えますよ!
陽が差して、複雑な模様のある昆虫はオートフォーカスで合いやすいですね。一色に近く厚みのある昆虫は難しい・・・時々マニュアルで撮しています。

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