当麻喜明

狭山丘陵 いきものふれあいの里-ヨコヅナサシガメ

2010年4月29日 | 当麻喜明 | Comment0

2010.4.25@荒幡富士のヤマザクラ

PENTAX Papilio は自然観察の有効な道具になります。桜に開いたアオゲラのアパートをこの双眼鏡で覗いたら、なんと1階(下の穴)に派手な甲虫がくっついているのが見えました。

撮影していたらセンターの方がやって来て別の木にもいると教えてくれました・・・

TAMRON SP 70-200 F2.8 + DA 21mm +
NIKON FC-E8 + PENTAX K7


2yokodunasasigame.JPG

住人は「ヨコヅナサシガメ」で奥にもう一匹がいました。

3.JPG

さらに他の樹にも・・・これだけ集団でいると、かなりの迫力がありました。

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こちらのサシガメの上には、ひからびた他の昆虫らしき姿があるようです。
サシガメ類は尖った鋭い口先を他の昆虫などに刺して体液を吸い取ります。
ちょっとミステリアスな行動をして生きていきます。

-KHさんから見せていただいた写真によると、ひからびたものは自身の脱皮痕のようです。-

5.JPG

この画像をよく見るとアリ、ヨコヅナサシガメ、そして「オオトビスジエダシャク」が
確認できます。

6ootobisujiedasyaku.JPG

サシガメの行動の説明は不要だったかも知れません・・・

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まさに食事をすると決めた2匹の長い口は、シャク蛾の胸部に刺さっていました。

8.jpg

大きな樹木では様々な生物のドラマが、日々繰り広げられているのでしょう。

生き物の食のつながりは、どちらかに味方するのも難しく、見届けることだけが私に残された選択肢です。撮影は25日の午後遅くでした。とても気になるその後の姿を確認するため、29日の朝ふたたび確認に行きました。

どうしたのだろう・・・随分探しましたが、あれほどいたサシガメを見付けることは出来ませんでした。シャク蛾の姿もありません。

ひょっとしてサシガメ達は、一匹残らず、さらに上の捕食者の餌食となったのかも知れません。

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