当麻喜明

2014年の賢治祭2/3

2014年9月30日 | 当麻喜明 | Comment0

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賢治さんのお墓の側に、花巻市文化会館があります。ここはかつて花巻高等農林学校があったところです。その「ぎんどろ公園」の中に、風の又三郎群像があります。このあたりを少し歩きました。

Pentax MX-1


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この像は、共同製作でつくられました。


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広々とした、ぎんどろ公園の、風の通り道に建てられました。


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さらに、この近くに素敵なカレー屋さん「わいんさっぷ」が
あります。大きな花巻リンゴ栽培地の初期の農園内にあります。
お休みだったのですが、起こして(?)しまいました!


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実ったリンゴの下で、キジが散歩。


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「わいんさっぷ」は本日休業でしたが、ご主人手剥きの
リンゴを、ご馳走していただきました。


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イギリス海岸も、必ず訪れる場所です。


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川岸の反対側も見所があり、歩いて良し休んで良しです。


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花巻空港で開かれるスカイフェスタの関係か、小型機の
飛行が見られました。


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この時期ですから、赤とんぼは、常に空の小さな主役です。


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多くの河川管理事務所の努力で、この辺りの水位を下げると、
賢治さんが昔し見ていた風景に近づきます。


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 夏休みの十五日の農場実習の間に、私どもがイギリス海岸とあだ名をつけて、二日か三日ごと、仕事が一きりつくたびに、よく遊びに行った処(ところ)がありました。

 それは本たうは海岸ではなくて、いかにも海岸の風をした川の岸です。北上(きたかみ)川の西岸でした。東の仙人(せんにん)峠から、遠野を通り土沢を過ぎ、北上山地を横截(よこぎ)って来る冷たい猿(さる)ヶ石(いし)川の、北上川への落合から、少し下流の西岸でした。

 イギリス海岸には、青白い凝灰質の泥岩が、川に沿ってずゐぶん広く露出し、その南のはじに立ちますと、北のはづれに居る人は、小指の先よりもっと小さく見えました・・・

(イギリス海岸 原文)


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ここにも赤とんぼ。


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今から90年くらい前の、よく晴れた夏の日に、3日ここに散歩に
来れば、日に焼けた健康そうな宮沢先生に会えたでしょう。
「ユニオンジャック」の目印がなくたって、当時の生徒たちの
目には、はっきりドーバー海峡の海岸線が見えていたのです。

参考:青空文庫「イギリス海岸


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