台風16号の心配から解放され、晴天に恵まれた今年の賢治祭。まず最高の星空から伝えたい。三脚固定の Ricoh GRDⅣ のインターバル合成機能に頼った撮影です。このコラムは、どうかモニター前を暗くして見て欲しい。
Ricoh GRDⅣ & Olympus OM-D E-M5
賢治祭の開かれた詩碑広場から、のぞき込んだ星空。賢治さんが
見た夜空と同じ空に、80年たった家々の灯り。
下に降りて、ペルセウス座とカシオペア座を見ました。
北上川の方向です。
カシオペア座から北上川のえん堤まで。
詩碑下を南まで廻っていきました。主役は射手座になりました。
賢治祭の座談会が終了し、詩碑に続く田んぼの上に
昇ってくる、ぎょしゃ座のカペラ。
灯りの向こうで、さっきまで賢治さんを偲ぶ会が開かれて
いました。私は最終退場者になりました。
北緯39度の花巻では、北斗七星のスプーンの星は完全な周極星に
なっています。北の空を巡り、決して沈むことがありません。
私の自宅より、4度高い緯度がつくった特別な風景です。
夏の大三角形と、それらを見る人。
南の星空は寂しく、ぽつんと、みなみのうお座の、
フォーマルハウトが輝きます。
「秋の一つ星」という、言い得た別名を持っています。
花巻温泉の窓から見た星空。
翌日の夜明け。温泉街から5分も歩くと視界がひらけました。
木星から月、夜明けのグラデーションは空から地上まで続き
ます。黄金の稲穂が、さらに金の色に輝くまで、あと数分です。
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